今回の下絵描きに用意した道具
HBの鉛筆/消しゴム
サクラクーピーペンシル15色入り
サクラクーピー色鉛筆12色入り
目は位置取りが大切
顔の中の微妙な目の位置の違いは、顔の出来や印象に大きな影響を与えます。特に、この目の位置が悪いと顔のバランスがおかしくなります。
注意する点は、「目とアゴの距離」と、「目とオデコの距離」のバランスです。
例を見てください。
赤い線は、左右の耳のこめかみ辺りを顔の表面にそってイメージした線です。
目の位置取りをする時、私はよくこのような線をイメージしたり、実際に薄く書き込んだりします。
ちなみに、中央の凹凸は鼻の部分のラインをイメージしています。今回は顔が向かって少し右を向いていますが、こういった場合、鼻の凹凸が目に影を作ったりと影響を与えますので、キチンとイメージしておく必要があります。
目の位置は顔の主なパーツとのバランスの調整が大切です。そのパーツは、「オデコの髪の生え際」「鼻」「左右の耳とこめかみ」「アゴ」です。
上まぶたのラインは一筆で描く必要は無い
まるで一筆書きのようにスラスラと絵を描けたら、それは素晴らしいと思います。しかし、その為には相当量の訓練が必要です。
絵が下手だと思っている人の一例に、器用に描こうとしすぎるという場合があるように思えます。
難しいラインは少しずつ描いていけば良いのですが、無理に一回で描いてしまおうとするので、上手くいかないといった例です。
絵の「上手い人=素早く描く」というイメージを持っている人が多いように思えるのですが、実際はそんな人ばかりではありません。早く描くということには、具体的な意識と訓練と、どのレベルで仕上げたいかという計画性が必要です。
まずは、じっくり時間をかけて、絵を描くことになれることが大切だと思います。
例えば、今回の絵にある目の上まぶたを私は2つのラインに分けて描いています。最終的に1本として仕上げれば、それを見た人にはその線を何度で描いたかは重要ではなくなります。
じっくりと時間をかけて描きましょう。
左目の気になるポイント
顔が斜めなので、外側のラインはまぶたのラインではなく、眼球のラインになります。ここは色を塗ると、線ではなく髪の毛と目の境目として色でハッキリと塗り分けることになります。ここではその目安となる線を描いておきます。
内側の目元も大切です。
上下のまぶたが交わる内側と外側の位置は、最初の目の位置決めに関わる重要なポイントです。特に、見上げている、俯いているといった顔の縦の向きに大きく影響しますので、位置に気を付けて描きましょう。
一般的に利き腕と違う側の目は描き辛い
漢字の跳ねや払いは、右利きで描きやすいように作られています。
跳ねや払い、曲線には利き腕によって描きやすい方向と言うのがあります。これも、絵を早く仕上げる時と同様に、意識して訓練しない限り、克服は難しいでしょう。
ですが、出来上がった絵のラインが同じならば、何度描き足して線を仕上げたかは重要ではありません。
早く描いたり、一筆で仕上げると言うのは、一種の芸で、それ自体が鑑賞に値する行為です。ですので、似顔絵描きのようにお客様と向き合って絵を描く場合はそれも重要なパフォーマンスです。しかし、そう出なければ重要なことではないと思います。
ちなみに、私は左目のラインを三度に分けて描いていました。
特にここでは描いていませんが、二重まぶたなどで、複数のラインがある人の方がむしろ普通なので、ここではなるべく細い線を描けるようにペン先に気を使いましょう。
下まぶたのラインの気になるポイント
私が下まぶたのラインで一番気になるのは、丸のついている上下のまぶたが重なる部分と、そこからしばらくして曲線にふくらみがつく部分(※重要)です。
似顔絵などのように細かい特徴に気を使うモノでなければ、下まぶたのふくらみは少し大げさにつけた方がリアルっぽく見えると思います。
正面から見た顔でない場合は、特にこの下まぶたのラインの特徴が顕著になるので、意識しましょう。
線を調整して一本化、瞳孔を書き込む
上下のまぶた、眼球のラインが揃ってきたら、キレイに1本の線でなぞって調整しましょう。
目を仕上げる時は、基本のライン以外のものを同時に加えていきましょう。
「白目とまぶたの間の内側のライン」
何のことか分からないかもしれませんが、斜めを向いている顔などは特に、この白目の付け根の部分からのぞいている肉の部分を上手く表現する必要があります。ここに線が入ることで、立体感や線の前後関係をイメージさせるわけです。
あと、重要なのが瞳孔です。
相手の動向が見えようが見えなかろうが、基本的に書き込んだ方が良いと思います。
利点としては、どこを見ているかが瞳孔を書き込むことでハッキリします。あと、理由はともかく目に命を吹き込んだ気分になれます。
まつ毛などの細かいパーツを加えることで、一層目に命が吹き込まれます。まつ毛は、出来るだけ細く書き込みましょう。
不要な線を消して色塗りに備えましょう
余分な線を消すとそこはかとなく与えられていた陰影が無くなるので、アッサリしすぎた感がありますが、そうしないと色を塗り込んだ時に混ざってしまいますので、出来れば消してしまいましょう。
鉛筆などの下書きの良いイメージだけはしっかりと覚えって置いて、色でそれを表現することに勤めましょう。
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